近年、食品への農薬混入事件などの影響で、フードディフェンス(食品防御)に取り組む食品工場が増えてきています。フードディフェンスの対策としては下記の2つのパターンが多く普及しています。
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セキュリティカメラを設置し従業員等の管理を行う
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現在のフードディフェンスの対策として最も多く採用されている方法です。セキュリティカメラを死角の無いように設置することにより、従業員に対しての抑止力にもなり管理の記録もとることができます。 |
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ICタグ等を使用し各エリアの入退室の監視・制限を行う
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ICカードやユニフォームに取り付けたICタグ等により、従業員の入退室を管理します。各自の権限の有無で入退室を制限することもできます。 |
以上がフードディフェンスの代表的な2つのパターンですが、入退室管理は、各個人に貸与するICカードや要所毎に設置するアンテナやゲートのコストがネックとなり、あまり普及していません。
一方セキュリティカメラはこの数年でかなり普及しました。しかし食品工場内では全員が白衣・帽子・マスクを着用しており、目元しか見えないため個人の特定が難しいという問題がありました。長年、食品工場でのユニフォーム管理等で使用されてきたNLCの耐洗ラベルをセキュリティカメラで読み取ることのできる大きなサイズにし、名前や個人番号を印字し、背中や帽子等の見えやすいところに貼り付けることにより、個人の特定が可能となります。こうすることで、ただ撮影しているだけの状態から一歩進んだフードディフェンスの対策をとることができるようになります。
また、帽子・マスクの着用は、カメラだけでなく、従業員同士でもパッと見で誰が誰かが分かり辛く、コミュニケーションを阻害していましたが、NLCの耐洗ラベルによりそれらの問題も解消されるため、食品工場の標準ゼッケンとして今では広く普及しています。
ICタグ等に比べると非常に低いコストでフードディフェンスを導入することができるので、フードディフェンスの対策を考えている食品工場はNLCの耐洗ラベルを検討してみてはいかがでしょうか?
耐洗ラベルの詳しい説明はこちらをご覧ください。